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ウコンの効果について考えてみた

「『ウコンは効かない』ネット騒然の論文を読んでみた」が、Yahoo!ニュースのトピックにあがっていたので、読んだが、「なんだかなぁ」と思う。

ウコン

その理由は、この記事も元になっているGigazineの記事もどちらも1つの論文の内容を引用しているだけなので、他の臨床試験の結果や論文も読んでみると、色々と気がつくことがあるからだ。

遅くなったが、思いつくまま挙げてみる。


1.ウコン(クルクミン)の効果は、臨床試験で(一部は)効果があるとされているのではないか

「『ウコンは効かない』ネット騒然の論文を読んでみた」では、
・ウコンの効果は人では確認されていない
・ウコンが効くのはプラセボ効果
と言っている。

が、人を対象にした二重盲検法(プラセボ効果の影響を受けないように、被験者にも実験者にも誰がウコンを飲んだかわからないようにして行う)による臨床試験では、まあ効果があるとは言い切れないが、少なくとも、グルコサミンの関節炎への効果やDHA&EPAの記憶力への効果よりもはるかにマシな結果が出ているようだ。

例を下に示す。
(他にも沢山あるが、限がないので6つだけ)

ウコンに抗炎症効果があるとした臨床試験の例
1)High-dose Curcuminoids Are Efficacious In The Reduction In Symptoms And Signs Of Oral Lichen Planus
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21907450

2)Efficacy and safety of MerivaR, a curcumin-phosphatidylcholine complex, during extended administration in osteoarthritis patients.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21194249
炎症を示すIL-6が27%, IL-1bが65%減っている

3)Curcumin maintenance therapy for ulcerative colitis: randomized, multicenter, double-blind, placebo-controlled trial.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17101300
浜松医科大学で行われたもの

ウコンの鎮痛効果があるとした臨床試験の例
4)Efficacy of turmeric (curcumin) in pain and postoperative fatigue after laparoscopic cholecystectomy: a double-blind, randomized placebo-controlled study.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21671126

ウコンが不安症やうつを改善するとした臨床試験の例
5)An Investigation Of The Effects Of Curcumin On Anxiety And Depression In Obese Individuals: A Randomized Controlled Trial
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25776839

ウコンが一酸化窒素を増やす顕著な効果があるとした事例
6)Diverse effects of a low dose supplement of lipidated curcumin in healthy middle aged people.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23013352


ただし、日本で言われるような肝臓の働きを良くする効果については否定されている。

認知機能の低下予防について、ガン予防効果については、いちおう人に対する臨床試験はあるが、内容結果とも微妙な感じだ。
(肯定的な結論にはなっているが…)


2.「ウコンは体に吸収されない」ということだが、いまは吸収されるように改善されている

記事では、ウコンが効かない理由として、ウコンの有効成分のクルクミンが体内に吸収されないことがあげられている。

これは、ウコンが水に溶けない、脂溶性で、分子も大きいので、そう言っていると思われるが、次の5つの方法で体内に吸収されるウコンの割合を高めることができる。
実際にいま売れているサプリは吸収率を上げる対策をとっている。

1)ウコンを油と一緒に摂取する
2)ウコンを黒胡椒から抽出した成分ピパリン(商品名:バイオペリン)と一緒に摂取する
3)ウコンをホスファチジルコリン(レシチン)と一緒に摂取する
4)ウコンをナノ粒子まで小さくする
5)水に溶けるウコン(水溶性ウコン)に加工する



3.ウコンは海外では、ひざ等関節の痛みを軽減するサプリとして大人気

日本では二日酔いの予防用としてしか思われていないウコンだが、海外(米国)ではむしろ、ひざなど関節が痛い人が飲むサプリになっている。

クルクミン サプリ

その証拠に、Amazon.comで「Curcumin」で検索してみると、ずらっと商品が出てきて、レビューの数が1,000を超えるものも少なくなく、中には7,000を超えているサプリもある。レビューの内容は、痛みが軽減したというものが多くて、評価を見てもどれも4.5以上で悪くない。

これは、グルコサミン(Glucosamine)やコンドロイチン(Chondroitin)などを量質ともに凌駕していると言って良い。

というわけで、ウコンは目的によっては、結構魅力的なサプリではある。
でも、私はけしてウコンをお勧めするものではない。


4.ウコンについての疑問
1)ウコンの副作用はどうなっているのだろうか?
日本では、ウコンの大量摂取は肝臓を傷めるとして警鐘を鳴らしている意見をよく見る。
一方で、海外では大量のウコンが摂取できるサプリメントが売られているし、レビューでも被害報告をあまり見ない。臨床試験でも副作用の報告もほとんどない。

この差はなんなのだろう?

2)なぜ、アーユルヴェーダ系のハーブだけが好結果なのか?
ウコンに限らず、ボスウェリアセラータ(5-ロキシン)、アシュワガンダなどインドのアーユルヴェーダ系のハーブは、臨床試験で突出して良好な結果が得られているものが多い。
漢方やヨーロッパ由来のハーブが効果がないか、あっても小さい効果しかないのがほとんどなのと対照的だ。
実験の精度とか独立性とかに問題はないのだろうか?


結論:カレーを食べよう
というわけで、ウコンは魅力的だが、わざわざサプリを摂取するのは普通の人にはどうかと思う。

カレーの主要スパイスでもあるウコン(ターメリック)。
カレーは、油も使っているし、黒胡椒も入っているので、ウコンを有効成分を吸収しやすくなっている。

レトルトカレーでは、管理人は明治の銀座カリーが正統派でいちばん美味しいと思う。
ginza-curry.jpg







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旅爺さん

粉末などに加工したのはお店や道の駅に観光地などで見かけますが、買ったことないんです。効果は怪しいんですね?。
by 旅爺さん (2017-02-15 13:23) 

いっぷく

私はカレーライスのほか、秋ウコン入りのエスビーのカレー粉をよく料理にふりかけています。

ところで 中嶋茂夫さんの「無料ブログSEOバイブル」読みました。
かなり前の本なのに、こんにちのSEOでも通用する話(youtubeや滞在時間を重視など)が書かれているのは慧眼だなと思いました。この頃だと、まだ被リンクの数を重視する意見は多かったと思うのですが。
ライブドアやseesaaなど、スマホの広告挿入もできてドメインも強い無料ブログは、上手に使えれば有効だと思います。まあでも借り物である以上削除のリスクはつきまといますけどね。
by いっぷく (2017-02-15 17:39) 

えくりぷす

コメントありがとうございます。

旅爺さん、ウコンの粉末はたぶん体内にあまり吸収されないと思われます。油と摂るなどの工夫すれば良いのではないでしょうか?

いっぷくさん、私はエスビーのカレー粉を使って、カレー丼をつくるのにハマってました。和風だしとマッチさせて美味しくつくるのは、すごく難しかったです。^^
「無料ブログSEOバイブル」は9年も前の発売ですね。その頃書いたことが、いま主流の考えになっているのは凄いことですね。無料ブログも流行があるようで、昔はSo-netも強かったですし、去年までははてながもてはやされたように思います。
by えくりぷす (2017-02-22 10:59) 

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