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地位は人をつくらない

最近、読んだ本。

パナソニック人事抗争史
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シャープ崩壊--名門企業を壊したのは誰か
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どちらも歴代の社長や会長の間で起こった人事抗争の話で、これを経営危機の原因にしている。(本当はそれだけではない、他に大きな要因があると思うが、こうした方が話が面白いからだろう)

Amazonのレビューには、社員や元社員の書き込みがあって、こちらもあわせて読むと面白い。


若い頃管理人は、会社のエラい人というと、識見に優れ、指導力があって、部下の尊敬を集め・・・、と思っていた。実際に、お会いすると、視野の広くて話が面白い方ばかりだった。

ところが、実はそうでもない。会社のなかで見せる顔は違っている(のを管理人も後で知ってしまった)

ここの2社に限らず、他の大手企業でも、子どものケンカ以下のことが経営会議の場で起こっている。責任の擦り付け合いも日常茶飯事だ。(管理人も何度も目撃した)
一般社員同士の言い合いがずっと大人の対応している場合が多い。
エラくなっても、人間力は磨かれないようだ。


強みを捨てたパナソニックとシャープ


さて、私は以前勤めていた会社で、この両方の会社と直取引をしていた。

とくにパナソニックとの関係は深くて、私も、門真はもちろん、千歳、宇治、松江、富山、鯖江、藤沢、マレーシアの各工場を訪問したことがある。

取引しているときの印象として
・パナソニックは、顧客志向が強く、営業マンがよく訓練されている
・シャープは、経理が強い
と感じていた

パナソニックの営業マンは、10人くらいお付き合いしたが、技術的なことは明るくない人も多かったが、皆こちらの話をよく聞いて、社内に意見を通すために頑張っていたように思う。商談では、パナソニックの人と話をするときが、同業のT社とかH社と話をするより断然面白くスムーズにいった。

シャープは、計上額が1円違っても、営業の担当者から課長まで、経理から怒られると言って、よくこぼしていた。(扱っている商品の価格が銭単位なので、1,2円の差が当然出る)最後には、シャープの経理がうちの会社までやって来て対策を協議した記憶がある。

ところが、この本を読むと、そんな印象はまるで逆になっている。

パナソニックは、営業の話=客のニーズを無視して、ブラウン管やプラズマにこだわって大失敗し、

シャープは、ソロバン勘定にあわない無茶な投資(堺工場)をして瀕死の状態だ。

実際、パナソニックになって、以前の「松下の前垂れ商法」を知る人は、現場も変わってしまったと感じているようだ。→火災の恐れがあるとしてリコール対象の乾燥機の不具合を修理に来た人が、申し訳ないのひと言もなく、修理の後を汚したまま帰った話など


ドキュメント パナソニック人事抗争史 (講談社+α文庫)

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  • 作者: 岩瀬 達哉
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/04/21
  • メディア: 文庫



シャープ崩壊 ―名門企業を壊したのは誰か

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2016/02/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)










タグ:ビジネス
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